安心、安全はもちろん、自然のままの植物たちが持つ「本来の味」を多くの人に食べてもらいたい。そんな思いで、減農薬栽培に取り組んでいます。
主力作物はたまねぎ、イチゴ。他に多種多様な自家野菜類を栽培しています。
減農薬農作物を使用しての加工品生産にも取り組んでいます。もちろん、合成保存料・着色料無添加。自然のままの味を、いつまでも味わいたい。そんな思いをかたちにします。


農薬の散布は基準以下に止め、人の「手」による手入れを大切にしています」。
本当は、完全無農薬が良いのですが、日本の気象条件では無農薬というのは難しく、使用量を減らすべく努めておりますが、まだ到達できないところです。
科学技術は、豊かで便利な社会を作り上げました。その反面多くの化学物質、環境汚染による問題が深刻さを増し、生命にかかる時代になってきています。これは、決して他人事ではありません。
私たちは食物を作る人としての立場を忘れることなく、日々作物と、そしてその作物を食べる皆さんと向き合っていきたいのです。


■ たまねぎ ■

たまねぎの辛味成分と甘味成分、実は同じものだって知ってますか?
きったときにツーンとくるあの辛味は、硫黄を含む硫化アリル(トランス−S−プロペニル−システィン)と呼ばれるものです。
この硫化アリルは揮発性で水に溶けやすい性質のため、サラダ等で食べるとき水にさらすのは、この辛味をとるためです。
硫化アリルは過熱するとプロピルメルカプタンという物質に変化し、甘味が砂糖の70倍もあるすごい甘さに変わるのです。
強火では甘味が強く、弱火ではすくなめと、加熱の仕方で甘味に強弱がつくというのもたまねぎの魅力のひとつですね。

また、生活習慣病予防・血液さらさら効果・血中コレステロール効果作用があるのも、たまねぎの辛味成分だといわれています。


■ イチゴ ■

イチゴと言えばビタミンCですね。
果物の中ではトップクラスの含有率を誇ります。
イチゴ特有のほのかな酸味は有機酸(主にクエン酸、りんご酸)によるものです。
また、ポリフェノール類(アントシアニン、エラグ酸)もとても豊富。
イチゴをはじめとするベリー類はポリフェノール類の宝庫で、中でもイチゴは上位に位置します。

ポリフェノール類やビタミンCなどの抗酸化物質は様々な生活習慣病のリスクを下げる効果が期待できるものです。
特にエラグ酸はポリフェノール類の中でも強い抗酸化作用を持っています。
老化防止にこれに勝るものはありませんね。
また、フラボノイドも含まれているってご存知でしたか?
フラボノイドは、血栓症などの原因となる血小板の凝集を阻害して、血液をさらさらに一役かっている成分です。